【明日を目指して、変わりつづける】
丁寧に収穫したさとうきびを搾汁し、
三段登窯(のぼりがま)で加熱。
かき混ぜるヘラから伝わる抵抗や香り、味、音、色。
五感を研ぎ澄まし、
鍋に移す瞬間を見極める。
我々は、先代が守りつづけた
伝統の火を次世代に繋ぐために、
変化を恐れず変わりつづける。
持続可能な農業への転換、
更なる品質管理の向上と
おいしさを求めて。
【公式】HP: http://kokutoutanegashima.com
<概要>
種子島の北東部にある伊関校区に
100年を超える歴史をもつ
沖ヶ浜田の砂糖小屋がある。
その昔、300を超える砂糖小屋があったが、
今ではここ沖ヶ浜田で2カ所しか
残っていない。
最近は、黒糖作りを始める若達も参加し、
徐々にではあるが次世代が育ちつつある。
ベテランから若手へと、
沖ヶ浜田の伝統が継承されはじめた。
ここ沖ヶ浜田の伝統の火を
絶やさないために、
新たな挑戦がはじまっている。
<伝統を紡ぐ沖ヶ浜田>
先人の知恵が詰まった
伝統を継承するために。
2018年に、移住者を含む8名で
「種子島沖ヶ浜田黒糖生産協同組合」
として法人化。
手刈りでさとうきびを収穫し、
薪による「三段登窯 舟形鉄平釜」で
さとうきびの汁(しずく)を
加熱する伝統製法。
地球の営みを感じ、
自然に寄り添った
昔ながらの伝統製法である。
<美味しさの秘密>
沖ヶ浜田では、種子島で開発された
さとうきび「黒海道」を主に使用。
美味しい「黒糖」を作るために、
さとうきびの両端をカットし、
糖度が高く完熟した茎部分のみしか
使わない。
機械で収穫すると、
糖度が低く雑味の混ざる部分や
虫食いなど不良品も混ざってしまうため、
手刈りで良質なさとうきびのみを
選別し収穫する。
手刈りは機械と比べると
時間も労力もかかり、
今では、ほとんどの農家が機械を使った
収穫になってしまったが、
効率化、大規模化が進む
さとうきび農家の時代の流れだからこそ、
この伝統を次世代に残したい。
<「本場の本物」に認定された黒糖>
一般財団法人食品産業センター
「本場の本物」の認定を獲得。
「本場の本物」は、
地域で生産された特色のある
農林水産物を原材料として用い、
当該地域において
伝統的に培われた技術を生かして
製造された加工食品であることを
認定する制度。
本場の本物として、
恥じない商品を作り続けるために、
日々精進し伝統継承に努めている。
https://honbamon.com/product/12-okigahamada-kokuto/index.html